糖質制限とは?
糖質制限食とは?
糖質制限食とはこの言葉が示す通り食事での糖質を少なくすることです。
糖尿病の人やメタボリックシンドロームの人にベストの食事療法です。
具体的には、
厚生労働省の食事摂取基準とされている栄養素の構成量と比較して
糖質量を5分の一に減らす。
脂質を3倍に増やす。
タンパク質を1.6倍に増やす。
葉野菜を600グラム摂る、従って基準量の2倍を取る。
糖質制限食の数量的な定義を端的に述べましたが、糖質とは甘い物にとどまらず 世界中で主食と呼ばれたりする 米 小麦 芋 などからできている食べ物を指しています。
現代は糖質に溢れ肥満が広がり
戦後糖尿病は500倍に増え3人に1人は糖尿病です。
子供時代から、人口の多くが予備軍となっています。
脳卒中 心臓病 がん 認知症 といった恐れられている病気も
糖質を大量に取ることで
肥満 血糖上昇 インシュリンの過剰分泌 脂質代謝異常
動脈硬化 活性酸素の大量発生
によって引き起こされます。
糖質制限食はこれらの問題解決に大きく貢献するものです。
ダイエットは運動よりまず食事改善。
正しい方法を行えばリバウンドも起こらず健康に美しくやせられます。
きっかけは欧米人との糖尿病発症率の差でした。
『ちょっと太めかな』と思う程度の肥満、
数値で表すと例えばBMI24(*)で身長161.5cmの場合、
日本人なら体重65kgを超えただけで糖尿病を発症してしまうのですが、
これを不思議に思った事はありませんか。
これが欧米人であれば同じ身長でもBMI32、体重83kg程度まで肥満しなければ糖尿病を発症しないのです。
なぜ日本人は少し太った程度で糖尿病を発症するのか。
私は長らく糖尿病とがんを専門としており『肥満』には強い関心がありましたので、
この疑問と向き合うにあたり看護師魂に火がついたように猛勉強しました。
『肥満』というものは恐ろしいもので、
日本人の死因のトップのがん・心臓病・脳卒中は元をたどれば肥満が原因となって引き起こされるものです。
そのため健康に生きるためにも肥満から脱出するダイエットは非常に重要になります。
しかしダイエットは世間で様々な情報があふれかえっているのにも関わらず、
なかなか成功しない苦しいものになってしまっています。
成功するダイエットには理由があります。
日本の医師2263名に対するアンケート調査の結果、
医師の3人に1人は自分がダイエットする際、実践している共通の方法がありました。
それは糖質制限です。
糖質制限は海外ではすでに体重・脂質代謝・血糖・血圧を改善させることは広く知られています。
ようやく日本でも2015年より我が国で最も高名な医学書で
医師の虎の巻と呼ばれる『今日の治療指針』に糖尿病の治療法の一つとして
この糖質制限が掲載されるようになりました。
この『糖質制限』をもとに食事改善を行ったところ、
リアルタイムで血糖値は下がり、
薬やインスリンが要らなくなるなど、
目に見えるはっきりとした変化があらわれました。
糖質制限によるダイエットは本当に拍子抜けするくらいどんどん体重が減ります。
辛い運動も要りませんし筋肉も落ちません。
むしろたっぷり脂肪と蛋白質を食べるのでバランスのよい健康な体になります。
このセミナーは、この事実をもとに一人でも多くの方が健康に美しく、
長寿で毎日を爽快に過ごせるようにとの願いを込めて開催しています。
ただ理論を学ぶだけでなく、
毎日の生活にすぐ取り入れられるよう、日常的によく使われる食材等を例に分かりやすくご説明しています。
あなたもぜひ私と共にご自身の体について学び、もっと健康に、もっと美しく日々を過ごしませんか!
※BMIとは
体重kg/(身長m)² で現される体格の指数のこと。
BMI=22のときが高血圧、高脂血症、肝障害、耐糖能障害等の有病率が最も低くなるとされる理想の標準体重になる。